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鉄と光の芸術祭2024 ムロランアートプロジェクト M・A・P

 

会場:旧絵鞆小学校  室蘭市

会期:2024.9.7(土)8(日) 14(土) 15(日) 16(月・祝)21(土)22(日)23(月・祝)【8日間】

 

円形校舎の二階、扇型の音楽室を担当致しました。室蘭で生まれ、幼少の頃の記憶と想い出、そして天然の良港としての室蘭半島の地形的特徴と地理的な要所(測量山と頂上の6本の鉄塔等々)を下敷きに円形ユニットを配置しました。

"Steel and Light Art Festival 2024" / MURORAN ART PROJECT ( M・A・P )

venue: Former Etomo Elementary School, the second floor of the circular school building, and the fan-shaped music room .

 

I was born in Muroran, and I arranged the circular units based on my childhood memories and recollections, as well as the topographical features and geographical key points of the Muroran Peninsula as a natural harbor.

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旧絵鞆小学校の外観  (室蘭市)

CROSS WINDⅡ

ART X-WINTER ART (2014.November-2015.February)

 

会期:2014年11月1日―2015年2月28日

会場:クロスホテル札幌 エントランス

 

2011年12月に発表したCROSS WINDの発展形である“CROSS WINDⅡ”を再びクロスホテル・エントランスで発表します。80本の風で揺れる木々を思わせるオブジェはエントランスを冬のガーデンへと変貌させます。どんな強風にも折れない柔軟な構造はその素材であるグラスファイバーの芯材とそれを覆う発泡ウレタンの二重構造にあります。芯材に施した蛍光塗料の塗布面が多孔質ゆえに発泡ウレタンを透過して淡い色調のグラデーションとして表面に現れます。また今回の新しい試みとして内部に挿入されたLED照明によって、日没後は昼間とは印象の異なる景色をご覧いただけます。風に揺れるオブジェの設置されたエントランスの景色をお楽しみください。

 

ART X-WINTER ART 2014. November-2015. February

Date:November 1st 2014 -February 28th 2015

Place:Cross Hotel Sapporo

 

I created the winter garden in the entrance of Cross Hotel. It is the “Cross Wind 2”.

The object would not collapse by any strong winds, it is made a dual structure with glass fiber as the core and the core covered with urethane foam. The work shows a pastel color tone through the covered urethane foam because the core is painted with fluorescent paint, creating a color effect that is impossible to achieve if adopting hard material. As a new attempt, I attached LED lights to the tip of art objects. You can look at the different scene from the evening.

Forest of wind 2012 - II 風の森 II

会期:2012年6月9日(土)~8月19日(日)
会場:関口雄揮記念美術館(札幌市南区常盤3条1丁目)

本展では75基の棒状オブジェを新緑の芝生に設置します。「風の森」は、発泡ウレタンとFRPを素材にした棒状オブジェが、風の力で不規則に揺れ動くインスタレーション作品です。上部木口には蛍光塗料が彩色されており、風で揺れるとその木口が見えるというもの。今年の冬のスノースケープモエレ(モエレ沼公園ガラスのピラミッド周辺)に200基のオブジェを設置しました。 純白の雪原から夏の緑の芝生に舞台を移し、風に揺れるオブジェの設置された美術館前庭の景色をお楽しみください。


“Forest of Wind II” is the installation artwork that objects bars move by urethane foam and FRP shows different kinds of movements by the natural wind. As the top of the bar is colored fluorescent, when the wind is blows, we can see the colors of the cut end of the object. 200 parts of this project was set in park Moere and show beautiful colors on top of the snow in the last winter.

Dance of the Wind

アルタイルの庭-JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門-

会期:2012年6月30日(土)~7月22日(日)
会場:札幌エスタ11F プラニスホール、そらのガーデン

そらのガーデン(プラニスホール)で開催中の「アルタイルの庭」。実質ここは私だけの展示空間となったため、他者との関係性で作品が影響を受けるのではなく、ひたすら、ビル風との関係と太陽光と夜の人工照明との関わりで作品が変化するわけです。作品が単独で存在するのではなく、環境と共存することが今の大きなテーマです。四季を通じて あらゆる自然環境(または人工的な空間も含めて)と共存・共生出来ることを目指します。
 

“Dance of The Wind” was held in a roof garden at JR tower building in July.
I displayed objects right under down lights, here. My objects shined by an effect of these illuminations vividly from the evening. The work shows a pastel color tone through the covered urethane foam because the core is painted with luminous paint, creating a color effect that is impossible to achieve if adopting hard material. I suppose the reason why the object looks white under a blue and bright sky, and looks blue under a cloudy sky and at dusk is because of the change of wavelength of sunlight.

■クリエイティブ北海道 meets 香港

会期 2013年11月29日~12月8日
会場 セントラルオアシスギャラリー、香港
クリエイティブディレクション クラークギャラリー+SHIFT
協力 札幌市、北海道運輸局、クロスホテル札幌、ヒルトン・ニセコ・ビレッジ、小樽観光協会

本プロモーションは去年に続き香港で開催されるデザインイベント「DETOUR」とのタイアップで開催されました。私の作品は「ホワイトスネーク」。

■CREATIVE HOKKAIDO MEETS HONG KONG

“CREATIVE HOKKAIDO” is a project that introduces new attractive creative culture from Hokkaido nationally and internationally. My work is the "White snake". In this event, Clark Gallery + SHIFT presents artworks by Toshihiko Shibuya and Takanori Isago. Following the same format as last year, the exhibition will be shown in tie-up with the design event “DETOUR” from November 29th to December 8th.

-The White Butterfly-

■クリエイティブ北海道 meets 香港

会期:2012年11月30日~12月16日 8:00~22:00(展示)

会場:オアシスギャラリー、元ワンチャイ警察署、プリンシパル

クリエイティブディレクション:クラークギャラリー+SHIFT

協力:札幌市、北海道運輸局、フード特区機構、北海道新聞社、クロスホテル札幌、ヒルトン・ニセコ・ビレッジ、山ト 小笠原商店、ノースカントリー・ゴルフ倶楽部

"The white butterfly"

■Creative Hokkaido meets Hong Kong

Date: November 30th - December 16th, 2012

Place: Central Oasis Gallery, Former Wan Chai Police Station, The Principal

Creative direction: Clark Gallery + SHIFT

Supported by City of Sapporo, Hokkaido District Transport Bureau, Hokkaido Food Industry Promotion Organization, Hokkaido Shinbun Press, Cross Hotel Sapporo, Hilton Niseko Village, North Country Golf Club

 

※「ホワイトバタフライ」は、私の作品の中でも最も具象的なものの1つです。

私は子供のころ、冬に白い蝶々を観た記憶があります。

それは珍しく暖かい冬の夜、白い蝶が舞うような牡丹雪の降る景色です。

そんなイメージを具現化してみました。

白い標本箱(ボックスフレーム)には蝶が空を舞うイメージで配置してあります。

蝶の造形は敢えて単純な構造とし、蛍光紙を用いて反射光を主役としています。

モチーフの蝶のフォルムは幻想の想像物ではなく、北海道に生息する実在の蝶のかたちを

造形しています。冬の北海道では舞う蝶の如き雪降る景色を眺めることが出来ます。

 

"The white butterfly" is one of the most concrete works in my work.

I remember that I watched butterflies in winter of Hokkaido in my childhood.

I saw the state that large snowflakes fell as if white butterflies dance at unusually warm winter night.

This work expresses such that image.

In the frame of a white box, the butterflies arranged it to fly in the sky.

Molding of the butterflies are simple paperwork using the luminous papers.

These are not butterflies of the fantasies.

These mold the form of actual butterflies inhabiting Hokkaido.

We can look at the snowy falling scenery such as the butterflies in winter in Hokkaido.

http://www.clarkgallery.co.jp/works/white-butterfly/

茶室 DE アート 2011

会期:2011年7月16日~7月18日 会場:紅桜公園 茶室寿光庵(札幌)

 

今回の茶室はこの1年間の反射光をテーマにしたインスタ レーションの各パーツを1つ1つ作品として鑑賞してもらうためのものと位置づけてました。そして空間との更なる調和を目指したレイアウトを琴の連弾に見立 てたのです。薄暗い茶室内部でもわずかな自然光によって 影は発光しているかのごとく輝きます。鑑賞者には自然光と蛍光灯との対比も見て頂きました。さらに縁側の毛氈の上には「箱庭四題」(白天狗茸、水鏡・紅 桜、葉蛙、浮島)と名づけたものを配しました。このシリーズはたぶん今回限りの限定版となるでしょう。反射光の支持体を限りなくリアルな具象物に置き換え る試みです。とにかく思いついたものを具現化してみようというこの1年でしたので、このプランもかたちにしておきたかったのです。毛氈の赤色、借景の緑 色、隙間を割るように黒の台座に白砂、(2つは水を配している)そして白いオブジェたちの反射光といった具合です。

澁谷俊彦展 - 森の雫09 - "茶室DEアート"

会期:2009年7月16~18日 会場:紅桜公園内 茶室寿光庵(札幌)

直接半球状オブジェに触れてもらってその感触を確かめても らう行為は前回同様実施ました。畳の上に座して触れていただく方が日本人には馴染みやすかったでしょう。今回は予想外にお香の香りや雨だれの音、野鳥のさ えずり、風、などの効果が作為的な要素としてではなく演出され、空間が一体のものとなった実感を抱くことが出来ました。 これは多くの鑑賞者の方にも伝 わったようです。非日常空間(美術館、ギャラリーといった既存の展示空間)からの逸脱を図る目的で企画された展覧会でしたが、ある意味忘れかけていた日常 を思い起こす非日常な一時だったのかもしれません。

PLUS1 This Place

会期:2010年9月11日~26日会場:本郷新記念札幌彫刻美術館

今回の試みは、壁面への積極的展開にあります。思いつくま まに様々な形状を並べてみたイメージが今回の作品タイトル「コンペイトウとメトロポリス」に繋がりました。また、照度を補うための手段として、支持体の2 層構造を試みました

コンペイトウの隠れ家

北海道立体表現展

会期:2010年5月15日~6月27日 会場:札幌芸術の森美術館

今回、この展覧会に参加するにあたり、自分は何をすべき か。元来の彫刻家、立体造形作家の集団の中で自らの在り方を探り、自らの独自性を見つめなおしました。通常、立体作品は光と影の効果で、その実在感(立体 感)と物質感(材質感)を強調するものですがわたしのそれは、色彩を際立たせることのための手段としてのみ用いています。 絵画の発展形としてのインスタ レーションでありながら、立体でしか表現出来ない反射光によって色彩を主役と捉えた作品です。白い空間にその存在を極力埋没させ、支持体裏面に施された蛍 光塗料の彩色が強いライティングによって会場床面・各支持体表面に鮮やかな反射光を生む仕掛けです。
タイトルの「コンペイトウの隠れ家」には鑑賞者と作品を繋ぐ重要な役割を担っています。反射光の色合いと同色のコンペイトウが実際に幾つか配されることに よって、鑑賞者は覗き込み、作品空間の中へと誘われます。様々な角度からコンペイトウを探す行為を経て、作品の全貌を体感することになるのです。

コンペイトウの隠れ家2010 澁谷俊彦展

会期:2010年8月3日~8日 会場:ギャラリーエッセ

「トンネル型のオブジェ」「箱型オブジェ」「波板状オブジェ」の3種類を新たな要素として取り入れました。「波板状オブジェ」は設置点とその前後に生じる影色の濃淡が美しい。「箱型オブジェ」は、その内部空間が影色に満たされる。 支持体下部には白砂を敷き、フローリングの床面では得られない反射光の効果を考慮しました。全体構成は新たな要素が核となるよう、そして一部を直線状に配置。そこにはランドスケープ的イメージが背景にありました。午後は会場特性である西側の大窓からの外光によって、影色はより輝きを増しわずかな変化で影の彩度が変化するさまは見ていて飽きません。それに反して夜の空間イメージはやや重たく感じたことも否めません。照度の少ない空間での有り様が今後の課題です。

コンペイトウとガラガラへび 澁谷俊彦展

会期:2010年10月6日~14日 会場:茶廊法邑ギャラリー

今回のテーマは ”ガラガラへび”と称した波状プレートの反射光を前面に出したことです。設置点と浮いた箇所では影色にグラデーションが生じて、リズミカルな方向性が生まれます。また石の床面に対して今回は、正方形の支持体の裏面の反射光を得るために、部分的に白円板を配置しました。会場特性である床面の質感を尊重した結果ですが、支持体の配置に今までにはない抑揚が生ま

れました。

蒼い雫09 - II 澁谷俊彦個展

会期:2009年11月9日(月)~14日(日)

会場:MUSEE F (東京/表参道)

2009年最後の展覧会は東京での個展です。
東京では9年ぶりの開催となりました。ここまでホワイトキューブな空間での展覧会は久しぶりです。決して広い空間ではありませんが気に入っております。暫くはここを東京での発表の拠点にしていこうと考えております。

 -蒼い雫 09ー 澁谷俊彦個展

会期:2009年3月24日(火)~4月5日(日)

会場:ギャラリーエッセ(札幌)

展覧会のテーマは「浮遊感」です。前回の展覧会は柱状オブジェから半球状オブジェ「雫」へのゆるやかなシフトがテーマでしたが、今回は「雫」を全面に主張する内容です。900×900mmのホワイトボードを支持体とし、そこに窪みを形成しました。窪みの中には水をしたためてあり「水溜り」と称しています。支持体の上にはランダムに「雫」が配されています。雪解けの頃のまたは早春の山の斜面や小道の景色を私のフィルターを通して具現化してみました。最初のコンポジションは作家自身による配置ですが、鑑賞者に「雫」を手に持って頂き、その材質、重み、ぬくもりを感じて貰い、新たな場所に再配置して頂くというインタラクティブな展開を試みてみました。故に会期初日から「雫」のコンポジションは少しずつ変化し、最終日にはやや異なる景色へと変貌しました

-森の雫2008ー 澁谷俊彦展

会期:2008年3月4日(火)~3月9日(日)

会場: ギャラリーエッセ(札幌)

ギャラリーエッセの空間の特徴は西側の展示壁面を全て取り除くことが出来ること。そこには道路に面した大きなガラス面(大窓)があること。かねてから外光を空間に取り込むことを希望していた私はこの企画展の要請を快諾しました。以前ギャラリー門馬での個展の際、すりガラス越しの空の模様が敏感に空間を変化させた記憶が印象深かったのです。柱状オブジェの影が床面に落ちることを計算しながら会場を構成していく。結果的に光と影の演出効果は予想を遙かに超えるものとなりました。窓から差し込む太陽光線は床面に落ち、そこからなお反射して壁に光とオブジェの影を映し出す。まさに森の中に差し込む木漏れ日の如き空間となりました。今回のインスタレーションには新たな作品「雫」が加わりました。柱状オブジェの空間から徐々に雫の空間へのシフトしていく構成です。

瞑想の森07

絵画の場合2007

会期:2007年10月20日~11月18日

会場:ポルトギャラリー(札幌)

絵画の場合は絵画の境界線を探る実験の場です。今回の私のアプローチはB会場(3階)ではあえて、狭い空間を選択し両壁面にラバーシートによる作品を84枚ずつ設置し、床面には柱状オブジェを20本をランダムに配しました。CAIでの個展では正面性のあるインスタレーションでしたが、今回は両壁面の作品が視界に入るため、以前とは異なる空間が形成できたのではないでしょうか。また、A会場の1階と中2階を繋ぐ階段部分にあえて作品を設置してみました。これは当初から計画していた空間構成で、鑑賞者の視点の変化を自然に促すためには実に好都合な場なのです。

瞑想の森 澁谷俊彦展

会期:2006年9月23日(土)~10月7日(土)

会場:CAI現代芸術研究所(札幌)

様々な高さの角柱の木口に従来の版表現によって彩色が施されています。日々のうつろいが表現されています。従来の絵画鑑賞と異なる方法論:天地左右からの開放(壁からはずし床置きすることで鑑賞者は全方位から見ることに抵抗を感じない)そして作品と鑑賞者との焦点距離をコントロールすることが可能になる点です。鑑賞者は一本一本の柱状オブジェの木口を見て歩き、あるときは立ち止まり、あるときはうずくまり、森の中を散策したときの記憶がよみがえるかも知れません。

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